須坂商工会議所

TEL:026-245-0031〒382-0091 長野県須坂市立町1278-1

平成29年度  メインテーマ

  新たな一歩を「前に」

平成29年度 須坂商工会議所基本方針

 我が国の経済情勢は総じてまだら模様にあって、国内外の混沌とした情勢により先行きに不透明感があるものの、やや明るい光が差し込んできている状況と推察しております。
 また英国のEU離脱や米国のトランプ大統領の就任に見受けられるように保護主義、自国第一主義が世界的な潮流となりつつあり大きな変革期にあることを予感させております。特にトランプ大統領においては、大統領令の乱発やSNSへの投稿など、その一挙手一投足に世界各国が動揺し経済情勢が大きく振り回されている状況にあります。日米両国間においては経済対話の枠組みを新設することや安全保障面を巡る同盟関係の堅持などに新たな信頼関係が構築されつつあるものの、反グローバリズムへの先行き不安とトランプ政権への警戒感や脅威が入り混じって世界経済は予想不能な状況にあります。
 さらにICT分野の加速度的な進化は人間の知能をはるかに超え、近い将来には科学技術そのものがより優れた科学技術を自ら作り、無限大に進化していくというシンギュラリティの出現によって、人間社会では破壊的な変化が起きることを予兆させております。
 これらの国際社会の変動や人工知能の発達に的確に対応するためには、よりグローバルな変革目標を持つことと同時に、この時に足元をしっかりと固め、変化に順応できる足腰の強い体質への強化が求められますが、幸いにも優れた人材とオンリーワンの特色を誇る中小企業にとっては技術力や力量をグローバルに発揮できるチャンスでもあります。
 こうした状況の中で当会議所においては、先ずは中小企業や地方まで行きわたる景気回復と、安定した経済環境の中で経済活動が営めるよう、経済対策や経営環境支援策の実施をはじめ、各種・各般の商工業振興策について、地域の声を集約し関係方面へ建議・要望・政策提言等に取り組みます。
 また、ものづくりの分野を中心に最先端技術と歴史に裏打ちされた匠の技が息づいており、これらの技術や特色を有する会員企業が連携・融合することにより、地域版のシンギュラリティ創出の機会となり得ることに想いを馳せて関係機関と共に支援してまいります。
 さらに2019年ラグビーワールドカップや2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催を控え、これらの開催による経済効果が開催都市だけでなく地方末端まで行き渡るよう関係団体との連携に取り組んでまいります。
 井上地区に計画されている大型商業施設については、今後の地域経済発展の拠点として大きく期待されており一日も早い建設が望まれております。幾多の法規制の中にあっても出来るだけ早く計画が実現するよう支援をしつつ、引き続き既存商店と大型商業施設との共栄と共存、共創の仕組みづくりについて会員の皆さんの知恵も拝聴しながら研究を重ねてまいります。
 また商業の活性化策として実施してきた「まちゼミ(得するまちのゼミナール)」は今年で4年目を迎え魅力ある店舗と市街地活性化の一助として定着しつつあります。今年はさらに講座の拡大に努めより一層充実した「まちゼミ」の開催に取り組みます。
 観光の分野では、JR6社による「信州デスティネーションキャンペーン(DC)」が行われ「世界級リゾートへ、ようこそ。山の信州」をキャッチフレーズに幾多の長野県への誘客イベントが展開されます。またNHK大河ドラマ「おんな城主直虎」の放映により「直虎」に注目が高まりつつあり、この機会に没後150年となる須坂藩第13代藩主・堀直虎公をPRし、相乗効果を図ることに期待が寄せられております。
 このため浜松商工会議所との経済交流を推進するなど関係団体と協力・連携して誘客対策に取り組み、地域の観光振興を促進します。
 また、信州須坂物産認定品をはじめ地場産品の販路拡大、販売促進に取り組みます。
 今年は「すざかカッタカタまつり」40周年、「須坂みんなの花火大会」30周年の節目の年となります。大勢の皆さんに地域に伝わる伝統と文化、須坂の祭りに触れていただき、次の世代に伝承する機会にしたいと考えております。
 当会議所においては高齢化等により会員は減少傾向にあって財政基盤が脆弱化している上、会館の老朽化や中小企業支援施策の多様化等により財政状況は硬直化しております。一方会議所の会員となることについての直接的なメリットも求められており、厳しい財政状況の中にあっても魅力ある活動を展開し期待に応えていく必要があります。
 こうしたことから、先ずは頼り処として気軽に立ち寄れる会議所創りと、会員相互の繋がりと広がりを主眼としつつも地域の皆さんとも繋がりを深め、地域を結び地域を創る会議所ならではの活動の展開に努めます。
 特に青年・女性の活躍が経済も地域も支える大きな力となっております。青年部の若い力と共に女性ならではの知性や感性を会議所活動の中で多面的に生かし、中小企業・小規模事業者の活力強化と地域経済の活性化に寄与してまいります。

平成29年度 須坂商工会議所事業計画

Ⅰ 新規・重点事業

 1 国・地方自治体及び関係機関への政策提言、意見要望活動
 豊かで活力ある地域社会の実現を目指し、地域の産業や中小企業が直面している諸問題の解決に努めるとともに、会員益に繋がる提言、要望・意見具申活動を関係団体と連携し継続的に展開します。

 2 組織・財政基盤の整備
 当会議所の会員数は、廃業等を要因とする退会により会員数の減少傾向が続き、財政基盤の脆弱化が喫緊の課題となっています。
 地域の総合経済団体としての力を発揮するためには、「組織力強化=会員の拡大」が急務であり魅力ある会議所活動が展開できるよう、会員加入キャンペーンを各種共済事業の推進と併せて積極的に取り組みます。

 3 小規模事業者への支援
 小規模事業者が経営を持続的に行うためのビジネスモデルの再構築を全面的にサポートするため、伴走型経営発達支援計画の早期認定と計画に沿った支援体制の構築を目指します。
 また、経営指導員の巡回による管内小規模企業の経営課題や問題解決のための創業支援強化策として、継続的な創業予定者や創業間もない事業者が抱える課題に対し事業計画の策定や着実な実施など事業者に寄り添った支援を行います。
 後継者育成支援、事業承継支援、次代を担うべく人材の育成、BCP策定支援等については広域専門指導員も活用しながら関係機関と連携を緊密に取り組んでまいります。

 4 井上地区大型商業施設計画について
 井上地区に計画されている大型商業施設については、当会議所として適時適切な要望や提言を行うと共に、大型商業施設と既存商店との共栄と共存、共創の仕組みづくりについて研究を重ねてまいります。

 5 商業・商店街の活性化方策
 商業の活性化策として実施してきた「まちゼミ」は今年で4年目を迎え、特色と魅力ある店舗展開に活かされております。今年は100講座を目標に開催できるように力を傾注します。
 併せて、市街地活性化のための各般の事業に取り組み活性化に向けた方策を推進します。

 6 中小企業ビジネスマッチング支援
 中小企業者の産業フェア出展の支援を行うなど、中小企業者の受注・商談機会の確保と販路拡大を支援します。
 また、ものづくり分野における産業振興の支援策として、会員企業が持つ匠の技術と特色を活用し、会員同士が連携と融合することによる須坂版のシンギュラリティ創出ができるよう関係機関と共に支援してまいります。

 7 会員サービスの充実
 各種情報やサービスの提供を行うため、会報誌「蔵町すざか」やホームページの充実とSNSを活用した情報発信を行い会議所事業のPRに努めます。

 8 会員交流事業の開催
 会員相互の情報交換と交流による繋がり広がりを促進するため、会員親睦会「観月会」、新年賀詞交歓会等を開催し、会議所としてのネットワークを発揮します。

 9 誘客対策事業の継続実施
 地域の伝統文化を伝承し活性化を図るため「えびす講」誘客事業を実施します。
 さらには、信州デスティネーションキャンペーン、インバウンド、2019年ラグビ―ワールドカップ、2020年東京オリンピック・パラリンピック等による観光客の取り込みを含め、関係機関との連携を図り誘客対策に参加・支援します。

 10 「須坂ブランド」の創出支援と情報発信
 「信州須坂物産認定品」のブランド化と観光振興事業とタイアップし販路拡大・販売促進できるよう支援します。
 また、信州須坂物産認定品を「ふるさと納税」の御礼品として推薦するなど須坂ブランドの確立を推進します。

 11 市街地活性化の取り組み強化
 市街地活性化のために必要な現況調査を行うとともに、起業者のまちなか出店に繋がる情報提供等を行い、併せて賑わい創出を図るため関係方面に意見具申や建議要望を行います。
 また、活力ある地域づくりのため各種のイベントを実施・支援します。

 12 事務局職員の資質向上のため相互交流派遣の実施
 地域社会の環境変化に対応すべく自己研鑽はもとより、各種研修会等に積極的に参加し、知識(点)が経験(線)になるよう努めます。
 また、須坂市との連携を深め、職員の資質向上を図るため職員の相互交流派遣を行います。

 13 会員事業所の福利厚生を支援
 企業と経営者、従業員の「万が一の場合」に備えた保障を目的とする各種の保険・共済制度を推進し会員事業所の福利厚生の充実を支援します。
 昨年12月、「蔵の町共済」は「蔵の町共済(16)」としてより充実した内容にリニューアルしました。今年度は積極的なPRと加入促進に努めます。
 また、経営基盤の強化を図るため、国の共済制度である小規模企業共済、経営セーフティ共済(中小企業倒産防止制度)の普及に努めます。

 14 女性の活躍の推進
 国は女性の活躍推進を成長の柱と位置付けております。女性ならではの感性や潜在力が最大限発揮できる社会環境の整備と、女性の力を誘引した地域活性化に努めます。

Ⅱ 各委員会別事業

ⅰ 総務企画委員会
1 会議所組織の活性化・財政基盤の強化の推進
 地域が直面する課題を解決するため委員会、部会、支部活動の活性化を図り会員相互の繋がりと広がりがもてるよう魅力ある会議所事業を展開する。
 また、事業所の廃業等による会員の減少及び共済手数料の減収に対し、会議所の財政基盤の強化を図るとともに、目標を数値化し会員加入及び各種共済促進を積極的に進める。

2 会員ニーズの把握及び会員サービスの向上
 ①会員の声の吸い上げ
   年間を通じて職員による事業所訪問、各種事業毎にアンケート等を実施し会員のニーズを吸い上げ会議所事業に反映する。
 ②親睦・交流事業の実施
   役員議員及び会員相互の情報交換と親睦を図るため、各種交流事業を行う。
   ア 視察研修
     期日:平成29年9月7日(木)~8日(金)
     場所:静岡県浜松市他
   イ 会員親睦会「観月会」
     日時:平成29年11月10日(金)午後6時30分~
     場所:須坂迎賓館
   ウ 新年賀詞交歓会
     日時:平成30年1月12日(金)午後4時~
     場所:須坂迎賓館

3 会員への情報提供の充実
 ①会報、ホームページ、SNS活用
 ②地元メディア及びフリーペーパー等への情報提供強化

ⅱ 商業流通委員会
1 商店街活性化支援事業の推進
 (1)「まちゼミ」実施による活性化方策の推進
    まちゼミ100講座への取り組み
 (2)実行組織「まちゼミ世話人会」の積極的推進
    ① 会議所関係委員会との連携
    ② 1事業所2講座への取り組み
    ③ 参加1事業所の新規1事業所紹介

2 地域に伝わる祭りの伝統文化の伝承
 (1)えびす講誘客対策事業の推進(11月3日(祝・金))
 (2)えびす講イベントの支援、連携協力の推進
    商店会連合会、銀座通りうまいもん市、うまいもん祭り等の誘客連携

3 地域力向上対策事業の実施
 (1)竜の里須坂健康マラソン全国大会・ウォーキング事業への協賛
    おもてなし事業の実施(10月15日(日)予定)
 (2)各種催し物に係る誘客支援
    信州ディスティネーションキャンペーン、産業フェアin信州、2019年ラグビーワールドカップ、2020年東京オリンピック、パラリンピック等の誘客支援
 (3)大型商業施設計画の調査・研究

4 産業(商業)人材育成・養成事業の支援
 (1)接客セミナーの支援
 (2)税務セミナーの支援

5 委員会の活性化
 委員会構成事業所の「まちゼミ」積極的参加

ⅲ 工業建設委員会
1 中小企業ビジネスマッチング支援
 (1)産業フェア
    主として工業製品及び技術を地域内外に周知し、併せて受注・商談機会の確保と販路拡大を図るため、中小企業者の産業フェア出展の支援
    産業フェアin信州(第12回目)※産業フェアin善光寺平を改称
    期日:平成29年10月20日(金)・21日(土)
 (2)ビジネス連携事業
    会員企業による先端技術開発の調査・研究

2 ものづくりセミナー、建設業セミナーの開催
 (1)セミナーの開催
    産業競争力の強化を目的としたセミナーの開催
 (2)特殊構造物の研修
    南長野運動公園総合球技場「長野Uスタジアム」の視察研修

3 須坂創成高校との産学連携による人材育成協力
 デュアルシステム受入れ企業会への参画と協力

4 大型商業施設計画の調査・研究

ⅳ 中小企業委員会
1 中小企業の活力と経営力強化支援
 (1)創業支援
 (2)事業承継対策
 (3)資金繰り対策
 (4)各種補助金の活用

2 中小企業の人材育成と事業継続計画(BCP)の策定
 (1)スキルアップ研修
 (2)事業継続計画(BCP)策定支援

ⅴ 地域観光振興委員会
1 市内への観光振興の促進
 (1)信州デスティネーションキャンペーンにて、関係団体と連携し市内への誘客と信州須坂物産品のPR及び販売
 (2)須坂市観光協会の事業である「蔵のまち須坂まちめぐり」に併せて、信州須坂物産品のPR及び販売
 (3)2020年東京オリンピック、パラリンピック等の誘客対策支援
 (4)大型商業施設開発計画の調査・研究

2 物産振興事業の推進(信州須坂物産振興会)
 (1)物産品のブランド力向上と販促支援の推進
    ①市内外への信州須坂物産認定品の積極的な販売、PR展開
     ・桜まつり(4月14日(金)~16日(日))
     ・大阪鶴見区民祭り(9月10日(日))
     ・竜の里須坂健康マラソン全国大会(10月15日(日))
     ・須坂うまいもん祭り(11月3日(金・祝))
     ・市内大型店店長及びバイヤーとの意見交換会の実施
     ・NHK大河ドラマ「おんな城主直虎」に関連し、浜松商工会議所との連携を深め須坂の直虎をはじめとする物産品のPR、販売
     ・各種認定会、審査会、銀座NAGANO等への出品勧誘
     ・地酒(日本酒、ワイン、発泡酒)の販売促進支援
     ・その他(随時イベントへの参加)
    ②信州須坂物産認定品ガイドの販路拡大及び新たな配布方法の提案、推進
     ・「須坂市ふるさと応援寄附金の御礼商品」事業への支援・推進
     ・観光情報アプリ(AR)の促進
     ・観光地、物産等のプロモーション活動への支援

3 竜の里須坂健康マラソン全国大会
 同大会・ウォーキングにおいて、安全誘導員等として協力

ⅵ 市街地活性化特別委員会
1 個性的な店や特徴ある店の出店支援
 須坂市商業観光課と連携し、新規出店希望者へ情報提供することにより出店を促し、まちなかの賑わい創出を図る。

2 市街地活性化対策
 (1)大型商業施設計画にあたり、市内の商店・商店街と共存共栄を図るための調査・研究及び関係団体との意見交換を実施する。
 (2)創業40年以上60年未満の事業所を対象に、後継者の有無、事業継続などについてアンケート調査を実施する。

3 市街地イベントの支援・協力
 「信州すざかまるごと蔵の町劇場」事業の支援と併せて、信州デスティネーションキャンペーンでの商業流通委員会、地域・観光振興委員会など他の委員会と協力とし、賑わい創出、回遊性向上を目指し活気あるまちづくりを支援する。

Ⅲ 商工会議所の基盤強化

1 組織基盤の強化
 (1)人と人とのつながり、絆と連携を深める中で会員の拡大を図る
 (2)部会活動の活性化

2 財政基盤の強化
 (1)会員拡大/会館使用PR/記帳代行利用の促進/法定台帳登録促進/事務事業の改善と経費節減
 (2)生命共済制度(蔵の町共済)、各種福祉制度(アクサ生命保険)の加入者紹介、維持・拡大運動(4月中旬~6月、9月中旬~11月)を実施
 (3)災害補償プランによる新規会員の加入促進

3 事務局の活性化
 (1)笑顔であいさつの励行
 (2)職員の相互交流派遣
 (3)5Sの徹底
 (4)親切な相談、支援
 (5)事務処理の効率化、残業の縮減
 (6)フットワークの強化と現場主義の徹底
 (7)戦略的な事業展開
 (8)パブリシティの活用
 (9)コンプライアンス(法令遵守)の徹底及び危機管理の強化
 (10)各種研修への参加、コーディネート力の強化
 (11)規約、規則の見直し

Ⅳ その他通常事業

1 会報の発行 4月・7月・10月・1月
2 会館の管理及び利用促進
3 「信州須坂まるごと蔵の町劇場」の開催支援
4 各種講演会、セミナー、研修会の開催
5 各種相談事業の実施
   経営革新計画作成/創業計画作成/金融相談/司法書士による法律相談
6 小規模企業事務合理化支援
   税務会計処理/労働保険事務処理利用拡大
7 青色申告決算書作成指導、青色及び白色申告者の納税・記帳相談
8 各種認定取得への支援
   GS1コード/原産地証明/産業財産権など
9 新入社員研修会の開催 4月
10 事業者セーフティネットの促進
   小規模企業共済/経営セーフティ共済/製造物責任(PL)保険/休業補償プランなど
11 集団健康診断の実施 
12 青年部、女性会との連携・支援
13 須坂工業振興会との連携・支援
14 須坂市商店会連合会との連携・支援
15 信州須坂物産振興会との連携・支援
16 珠算・暗算・簿記・PC検定試験の実施
17 各種会員サービスの実施

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